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April 25, 2007

短めに現状報告

 

 少しは仕事を増やしてみたいと思った。去年の暮れくらいに。世の中の職業事情で言えば、僕は恐ろしいほど自由時間があるタイプの生きものだったから。息がつまらない程度にはつづけて仕事があればいいなと。息がつまらない程度というあたりが、僕という人間の本質を表している気もするけど、とにかくまあ、それなりに仕事を増やしてみたかったわけだ。去年の暮れからこの四月までに、新しく仕事をくれた会社が3社。継続的に仕事をもらえるかどうかは別問題としても、それなりに悪くない成果なのかもしれない。だから、僕はまた売り込みの電話をかける。

 10割バッターの方は相変わらずで、おそらく僕らは悪くない時間を過ごしている。よく晴れた日には公園で横になって八重桜を眺め、雨の日にはカフェで向かい合ってコーヒーを飲んだり、恋人の部屋で音楽を聴いたりしている。ふたりともテレビに興味がないから、その箱から音声が流れることはほとんどない。煙草を吸いにベランダに出ると、背の低い住居がいくつも並んで見えて、大通りからは車の排気音が聞こえてくる。僕らは並んで街を見下ろし、「いい天気だ」とか「ちょっと寒い」とか「風が気持ちいい」とか当たり前の感想を述べて、その日一日がはじまったことを確認する。

 誰かと一緒に時間を過ごすうえで重要なのは、どうでもいいことと大切なことの感覚が近いことではないかと思う。それが近ければ、長く一緒にいても我慢する必要がないし、ストレスを感じることもない。僕らの関係性は秘密裏に進行しているので、普段の僕はまるでなにごともなかったように振舞っていたりもする。こういうことを書けるのもこのブログだけでmixiには書けない。いくらか面倒だなと感じることもあるけど、しばらくはこれでもいいかなと思っている。そんなわけで、海外で活躍する天才バッターのようにはいかないけれど、いまのところ僕らのボールはまだ緩やかに高く飛びつづけている。

 最後に隣のガキについて。小学生の頃からなんとなく成長を見守ってきた隣のガキは気がつけば高校生になっていたが、今日はマンションの通路で女の子を連れていた。それはどんなにがんばっても中1にまでしか見えず、ほぼ間違いなく小学生だと思われる女の子だった。エレベーター前で僕に挨拶したガキは、帰っていく小学生みたいな女の子に「またあとでね」と笑顔を向けていた。またあとで会うらしい。ふたりの関係性がひどく気になる。大丈夫なのか? 隣のガキ。

 

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Comments

ふっふっふ、いかにも恋する男の文章ですね(笑)幸せそうで何より。
私も早く免許取って十割バッターになりたいなあ・・・

Posted by: サクラチヒメ | April 25, 2007 08:35 PM

恋する男の文章って言われた・笑
いや、否定はできないけど。まあ今のところなんとか。
ちひめさんはとりあえず、適度にマトモな相手を選ぶ方向で。
もろマトモとは言わないから適度にね。

Posted by: duzz | April 26, 2007 12:23 AM

おっ、隣のガキ登場。ひょっとして「判断がつきかねる」とか言ってた彼ですか(笑)?

なんか最近、高校生と小中学生のカップルとかたまに見かけますよね。我々の頃だったら完全変態扱いだったと思うんですが・・・今後の彼の運命やいかに。

Posted by: tak | April 27, 2007 05:23 PM

そうそう、そのガキです。
いつの間にか高校生になったのですが、
小学生みたいな子を連れていたという。
大丈夫なんだろうかと思います・笑
もしや最近はアリなのか、そういうの‥‥。

Posted by: duzz | April 28, 2007 10:54 AM

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